[2004年感染症情報]

37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53
from 9/6 9/13 9/20 9/27 10/4 10/11 10/18 10/25 11/1 11/8 11/15 11/22 11/30 12/6 12/13 12/20 12/27
to 9/12 9/19 9/26 10/3 10/10 10/17 10/24 10/31 11/7 11/14 11/21 11/28 12/5 12/12 12/19 12/26 1/2
RSV
感染症
当院 2 5 5 3 2 3 4 4
2 8 6 5 9 14 4 8 6
インフル
エンザ
当院
1 1 14 6 4 2 4 2 3
咽頭結膜熱 当院 1 1 1 2 2
6 2 2 5 1 4 4 7 3 10 12 18 19 17 13 14 19
A群溶連菌
咽頭炎
当院 3 1 1 1 1 1 3 3 5 3 3 3 3 5 1
17 15 12 14 6 18 22 28 26 31 30 28 32 51 49 73 36
感染性
胃腸炎
当院 14 4 6 9 8 5 4 11 6 5 6 5 8 7 20 20 8
95 91 80 103 94 65 95 84 101 132 133 134 182 219 348 494 325
水痘 当院 1 1 1 4 1 5 5 13 5
18 14 22 13 21 18 23 27 35 34 51 43 53 61 67 74 73
手足口病 当院 2 4 2 1 1 3 2 6 2 8 4 2 1 2 2
63 65 53 53 74 54 67 72 87 71 90 85 81 60 59 58 27
伝染性紅斑 当院 1 1 1 2 3
12 6 8 5 4 4 11 6 14 7 3 11 9 14 8 9 11
突発性発疹 当院 4 3 3 2 4 4 5 2 1 2 2 1 4 2
21 22 20 13 24 21 18 19 16 10 17 17 17 10 19 13 11
百日咳 当院 1
1 2 1 3 1 1
風疹 当院
1 1 1
ヘルパン
ギーナ
当院 1
3 5 4 2 1 1 2 2 1 2 4 1 2 1
麻疹 当院
流行性
耳下腺炎
当院 2 1 1 1 1
7 9 4 8 4 7 6 12 13 11 12 11 9 10 8 19 12

19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36
from 5/3 5/10 5/17 5/24 5/31 6/7 6/14 6/21 6/28 7/5 7/12 7/19 7/26 8/2 8/9 8/16 8/23 8/30
to 5/9 5/16 5/23 5/30 6/6 6/13 6/20 6/27 7/4 7/11 7/18 7/25 8/1 8/8 8/15 8/22 8/29 9/5
RSV
感染症
当院
1
インフル
エンザ
当院
5 2 1
咽頭結膜熱 当院 1 1 1 1
18 24 44 35 34 40 46 40 37 45 31 30 19 22 9 9 13 12
A群溶連菌
咽頭炎
当院 1 3 2 1 1 2 1 1 1 1 2 1 2
29 39 46 55 61 42 36 33 31 35 29 26 20 13 14 14 11 13
感染性
胃腸炎
当院 8 12 6 17 14 7 9 8 7 10 10 5 2 9 12 1 11 17
164 257 216 217 139 138 144 112 114 111 128 88 115 131 87 75 115 102
水痘 当院 2 12 7 10 2 3 1 2 2 1 2 2 2
81 86 87 106 66 72 52 65 39 24 34 17 13 10 8 10 19 10
手足口病 当院 1 1 1 1 2 3 2 2 6 3
8 12 14 24 18 23 24 14 33 25 28 42 47 60 28 26 31 48
伝染性紅斑 当院 1 1 2 2 2 2 1 1 1 1
9 23 36 29 24 13 32 25 35 24 17 22 16 11 12 9 11 10
突発性発疹 当院 2 1 5 4 1 1 1 3 1 3 2 3 4 1
17 19 15 18 20 14 21 9 21 25 13 17 24 23 12 18 31 17
百日咳 当院
2
風疹 当院
1 1 3 2 1 1
ヘルパン
ギーナ
当院 2 3 4 1 4 1 4 2 2 1 1
11 75 77 72 49 43 47 14 20 17 15 15 8 7 14 5 5 5
麻疹 当院
流行性
耳下腺炎
当院 1 1 1
2 5 5 6 8 2 12 11 9 6 7 9 6 9 6 6 6 12

                      

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
from 12/29 1/5 1/12 1/19 1/26 2/2 2/9 2/16 2/23 3/1 3/8 3/15 3/22 3/29 4/5 4/12 4/19 4/26
to 1/4 1/11 1/18 1/25 2/1 2/8 2/15 2/22 2/29 3/7 3/14 3/21 3/28 4/4 4/11 4/18 4/25 5/2
RSV
感染症
当院 1
3 4 3 1 1 1 2 1 1
インフル
エンザ
当院 3 2 8 38 37 38 39 23 20 2 1 3 3 2
17 83 298 843 1152 1525 1378 1004 586 359 250 136 76 60 48 18 19 17
咽頭結膜熱 当院 3 1 1 2
9 12 6 3 6 6 4 1 9 16 14 10 6 3 14 17 19 28
A群溶連菌
咽頭炎
当院 1 1 3 2 2 1 4 6 5 1 1 3 5 2 1
18 29 45 35 38 42 42 44 57 68 74 56 64 59 46 60 71 57
感染性
胃腸炎
当院 7 11 6 8 5 5 7 15 16 16 10 10 29 17 36 21 26 21
179 235 208 230 178 196 159 195 263 357 350 311 383 324 359 456 440 377
水痘 当院 6 13 3 1 1 2 8 2 5 5 4 2 5 1 8 3 12
117 134 77 98 86 90 80 71 72 55 63 78 58 85 47 69 89 81
手足口病 当院
4 3 9 14 9 12 15 13 11 10 12 17 22 9 9 8 12 8
伝染性紅斑 当院 1 1 1 1 3 3
5 31 23 20 15 10 19 11 18 11 15 25 26 22 30 23 28 26
突発性発疹 当院 2 2 2 5 2 3 4 5 1 1 2 2 3 3 3
12 12 19 16 23 15 21 23 18 17 8 12 11 20 14 19 21 19
百日咳 当院
1 1
風疹 当院
1 1 1 1 2
ヘルパン
ギーナ
当院 1 1
1 1 1 1 2 1 4 8 15 19
麻疹 当院
1 1
流行性
耳下腺炎
当院
1 2 1 1 2 3 2 5 4 2 5 4 7 3 7 5

2004/12/25

 1)今週、長期間咳が止まらない11才の男児に百日咳の抗体検査をしてみたところ
   上昇していることが確認され百日咳と診断しました。
   
大きい子や大人に百日咳が多くなったという情報もあります。

2004/12/24

 1)当院でも県の集計でも感染性胃腸炎が急増しています。

2004/12/17

 1)金沢市西部地区でのインフルエンザの流行は一旦沈静化しているようです。

 2)嘔吐下痢症(ノロウイルスか?)とRSウイルス感染症が目立っています。

2004/12/10

 1)ここ3週間で金沢市西部地区からのインフルエンザの報告は40例を超えていますが
   最近数日間はあまり増えておらず流行は一旦小康状態のようです。

2004/11/26

 1)第47週に県から報告があったインフルエンザ14例はすべて金沢市西部地区からの
   ものです。
今のところ狭い地域に流行が限局していますが、いつ広がってもおかしくない
   状況です。

2004/11/19

 1)
今年も「石川県インフルエンザ情報システム」がスタートしました。
          http://www.ishikawa.med.or.jp/
    さっそく金沢市西部地区から発生報告がありました。

2004/11/18

 1)非公式の情報によりますと2〜3日前から金沢市西部の幼稚園で数人の
   インフルエンザA患者が出ています。

   いよいよシーズン突入の感じです。

2004/11/13

 1)RSウイルス気管支炎は当院では今週もさらに5例見られました。流行中です。
   生後5ヶ月の乳児例は喘鳴がひどく病院に紹介して入院してもらいました。
   

2004/11/06

 1)今週、RSウイルス検出のための迅速診断キットを購入したとたんに
   1才のRSウイルス気管支炎が2例ありました。

   RSウイルス気管支炎は発熱、喘鳴、鼻汁がひどく特に生後3ヶ月未満の
   小さい子に発症すると無呼吸発作など重篤になることがあります。
   毎年、今頃、インフルエンザが流行する前に多くみられます。

2004/11/02

 1)10/18〜24の週に南加賀保健所管内からインフルエンザの報告が1例ありました。

2004/10/23

 1)県内でも百日咳の報告がぽつぽつと見られます。
  
 三種混合ワクチンをうっていない小さい子は勿論、大きい子や大人でも発生がみられるようです。
   長引くひどい咳では百日咳も考えておかねばなりません。

2004/10/16

 1)当院周辺では今のところ手足口病がぽつぽつ目立つ程度で他の感染症の
   大きな流行はありません。インフルエンザ流行前の嵐の前の静けさか?

2004/10/09

 1)情報によると・・・
     大阪豊中市で中学2年生のインフルエンザ学級閉鎖があり、2年生8人欠席、その
     うち5人からA型インフルエンザが確認されたとのこと。
     大阪府のHPによれば9月27日のウイルス分離確認は平年より1ヵ月半早いとのこと

   早くもインフルエンザ流行の情報が入ってきています。いよいよ御用心!


2004/09/25

 1)現在、それほど飛びぬけて流行している感染症はありません。

2004/09/17

 1)今年の麻疹の発生数が激減していると報じられました。

   それでも、定点に報告されているだけで年間全国で千数百人の発生がまだあるわけです。
   アメリカでは年間100人前後です。まだまだです。

2004/09/04

 1)最近、感染性腸炎(下痢)がやや増えてきているようです。

2004/08/28

1)ここ2週間の間に学会出張で4日間ほど休みましたので、感染症もかなり少なかったです。

2)今日おたふくかぜワクチン接種に来られた子のお母さん「保育園ではおたふくかぜは小さいうちに
  罹ったほうがいいと言われて迷いましたが・・・」と。
  巷ではまだこうした間違った情報がまことしやかに流れています。
  小さいうちに罹ったほうがいいなんていうのは全くのデタラメですよ!おたふくかぜでは極めて治り難い
  難聴などという合併症も起こり得ます。おたふくかぜも麻疹と同様にワクチンで予防できる病気です。
  ワクチンを受けましょう。

2004/08/14

 1)手足口病が増えてきました。

 2)水痘はあまり見られなくなりました。

 3)お盆・夏休みで子供たちの移動がある時期です。各地で流行している病気も一緒に
   移動します。気をつけましょう。

2004/08/06

 1)毎年のことですが、ここのところ熱や下痢の患者さんはあまりいません。
   待合室は「夏枯れ」状態です。

2004/07/31

 1)「うちの子の保育園で風疹が流行っています。」と言う話を時々聞きます。
   でも、石川県では今のところほとんど風疹の流行はみられないようです。
   風疹は発疹だけではなかなか診断できない場合も多いものです。抗体価を
   きっちりと検査していないものは本当に風疹かどうか怪しいことも多いです。

2004/07/17

 1)金沢市の小児科から今年はマイコプラズマ肺炎をよく見るとの情報があり、
   当院でも先週からマイコプラズマ抗体の迅速検査をはじめたところ、やはり
   2人ばかりマイコプラズマ感染症と思われる例がありました。
(1例は気管支炎、
   1例は肺炎です。)
   マイコプラズマ肺炎はとにかくかなりひどい咳が長く続きます。高熱も出ます。

2004/07/11

 1)先天性風疹症候群は1999年に発生の全数調査が始まってから1999年には報告なし、
  2000〜2003年には各年1例づつの報告でしたが、今年はすでになんと5例の報告が
  あります。(http://idsc.nih.go.jp/kanja/idwr/idwr2004-25.pdf参照)
  これは非常に危険な状況です。
  風疹自体の発生も予防接種を受けなかった年代の成人男性に多くみられるようです。

2004/06/26

 1)ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱といったいわゆる「夏カゼ」はポツポツとみられますが
   大流行という様子でもなさそうです。

2004/06/12

 
1)昨日の地元の新聞に「プール熱が流行!」という見出しの記事が載りました。
  今日さっそく2〜3人のお母さんが「プール熱ではないですか?」と訊いておられました。
  新聞を含めたメディアの影響力はやはりすごい。でも、みんな症状は全く違っていましたが・・・

2004/06/05

 1)今週は久しぶりに「おたふくかぜ」を診ました。
おたふくかぜウイルスのIgM抗体の上昇で
   確定診断しました。耳下腺が腫れてもおたふくかぜウイルス以外の原因によることも多いので
   注意が必要です。

2004/05/29

 1)今週は39度前後の高熱のある子が多く見られました。何かのウイルスでも流行しているのでしょうか?

2004/05/21

 1)夏カゼの一種「ヘルパンギーナ」が増えてきました。

   そろそろそういった季節なんですね。

 
2)かわりに感染性胃腸炎(吐き下し)がようやく減ってきました。

2004/05/15

 1)水痘はずうっと断続的に流行しています。


 2)今朝のNHKニュースで先天性風疹症候群と風疹の流行について報じられていました。
   石川県では風疹の流行は未だ見られないようですが、流行の見られない今だからこそ
   ワクチンの接種が必要です。1歳以上の未接種者の子はできるだけ早く風疹ワクチンを
   接種してください。

2004/05/08

 1)本日(土曜日)午前中より、当院近くの小学校のある一つのクラスの児童ばかり4人が立て続けに
   嘔吐、腹痛、下痢、微熱を訴えて来院しました。症状・経過からすると何か感染性胃腸炎の集団発生的なものが
   疑われましたが、それ以上の拡がりはないようですしこのまま様子みることにしました。
   同じクラスの子が数人同じ症状で来るとやはり要注意です。

2004/04/24

 1)相変わらずウイルス性腸炎が猛威を振るっています。

2004/04/16

 1)先週、石川県の定点報告から風疹が2例報告されています。
   
先ごろ新聞にも掲載されていましたし、また感染症情報センターのHPをみても風疹の流行の
   兆しが見えるようです。(こちら参照
   風疹という病気は、まれに合併症を起こす以外はそれほど大したことのない病気だといえます。
   ただし、もっとも問題となるのが、妊娠初期の妊婦さんに感染した場合に胎児に起こり得る先天性
   風疹症候群(CRS)という病気なんです。風疹の流行拡大防止の目的はほとんどこのCRSの発生を
   なくしたいがためと言っても過言ではありません。
   そのための戦略として
     1)1歳過ぎの風疹定期予防接種をみんなが受けて社会全体として風疹の流行を抑えること。
                 (妊婦に感染させない!)
     2)妊娠可能な若い女性の風疹に対する抗体価を高めておく。(予防接種にて)
                 (妊婦が感染しても発病しない!)
   が、必要です。 
   妊婦とそのお腹の子を守るのは生きとし生けるものの原則です。
   上記のように風疹の予防も麻疹と同じくやっぱり予防接種しかありません。
   

2004/04/09

 1)今週も感染性腸炎が多かったです。点滴を必要とする子も1日に数人います。

2004/03/28

 1)今週もロタウイルス腸炎が多かったです。

   39度台の高熱を伴う場合も多くみられました。高熱のある場合は脱水も一割増に評価する必要があります。

2004/03/20

 1)吐き下しのロタウイルス腸炎がかなり流行っています。

 2)アデノウイルス咽頭炎も多かったです。
兄弟での発症が目立ちました。潜伏期は5〜6日です。

2004/03/13

 1)インフルエンザはほとんど見なくなりました。

 2)溶連菌感染症が多く見られます。2回目、3回目という子もいます。

2004/03/05

 1)インフルエンザは急速に減少しています。
   当院ではB型はまだ1例もみられていません。

2004/02/21

 1)先週、当院今年初のロタウイルス腸炎が見られましたが、今週も3〜4人みられ、
   徐々に増えてきているようです。

  
ご存知のように嘔吐に続いて、米のとぎ汁のような白っぽい水様便が特徴です。

2004/02/18

 1)石川県内のインフルエンザはどうやら下火になってきたようですよ。
  
 「石川県小児科インフルエンザ情報システム」の最近1ヶ月間の報告数のグラフです。
      (これは http://www.ishikawa.med.or.jp/influ2003/ でみることができます。)



   報告数に変動があってわかりづらいのですが、青マルで囲んだ月曜日に注目してください。
   順調に増加してきていましたが、2/16(月)に初めて減少に転じました。
   どうやら下火に?

2004/02/13

 1)インフルエンザ流行中です!

2004/02/05

 1)インフルエンザの報告は増えてきていますが、まだ昨シーズンほどの流行ではありません。

2004/01/26

 1)インフルエンザが流行中です。

   ”石川県小児科インフルエンザ情報システム”http://www.ishikawa.med.or.jp/
   から1/24までの報告数を昨シーズンと比べてグラフにしてみました。

   1/24までの報告総数は昨シーズンが3,946例、今シーズンは1,121例と1/3以下なんですね。
   昨シーズンがいかに大きな流行だったかわかります。
 

2004/01/17

 
1)”石川県小児科インフルエンザ情報システム”http://www.ishikawa.med.or.jp/
   でもA型インフルエンザの流行が始まりました。

    今週1週間の間に赤く染まった地域が多くなりましたね。
    普通インフルエンザは39度以上の発熱とかなりのグッタリ感があるのですが、
    今年は38度台とそれほど熱も高くなく、元気さもそこそこ保たれている児が多いように
    思われます。
   

2004/01/10

 1)水痘が流行中です。
   当院周辺のいくつかの保育園・幼稚園で数十人単位で発生しているようです。

2004/01/09

 1)山形県と北海道でインフルエンザ流行警報が出されていますが、石川県内でも
   ようやくポツポツと発生報告が見られるようになりました。
   ”石川県小児科インフルエンザ情報システム”
http://www.ishikawa.med.or.jp/    

2004/01/05

 1)正月をはさんで当院では3例のA型インフルエンザがみられました。
  
 そのうち2例は大阪と東京からの帰省中という例でした。
   この時期、人の移動でインフルエンザ流行地域から非流行地域へのウイルスの流入が
   おこりますね。

 2)でも、昨シーズンに比べると流行は雲泥の差です。